コインパーキング会社とのトラブル事例

 

 Case 1 - コインパーキング会社の担当者が原因のトラブル

事例

ある朝、土地のオーナー様の電話に、一通のFAXが届く。
オーナー様は、そのFAXを見る鳴り、私の携帯にTEL。
なんと、いきなりコインパーキング会社からの解約通知とのこと。
「須藤さん! 何の連絡も無く、FAXだけの解約て、これあたり前なの!」

私も、あぜん。
当該会社は、誰もが知っている会社の子会社で、コインパーキング事業もされています。
オーナー様の代わりに、コインパーキング会社に連絡。

担当者は、居ないとのこと。
上司の方に、取次ぎを依頼する。
事情説明の為、当社に来ていただく。

担当者と上司の方が来られる。
売上がかんばしくなく、赤字とのこと、よって解約するとのこと。

FAXのみの解約通知の件を話すと。 上司も非常にびっくり。初耳とのこと。
その件に関しての謝罪を頂く。
ただ、売上が悪いのは事実なので、解約するとのこと。

私は、担当者の努力が足りない事、どのように改善すれば、良いかを提案する。
また、「通常、売上が悪くとも、いきなりの解約は、おかしいですよ。
営業努力した上で、まだ赤字が出るのなら、オーナー様によくご説明した上で、賃料の値下げをお願いすべきでは、ないでしょうか。」

2時間ほど、話し合いの末、上司の方から、6ヶ月間努力した上で、様子を見る旨の結論をいただく。
また、私と一緒にオーナー様に、謝罪に行ってくださいと、依頼する。

その後、オーナー様のご自宅に夜の7時から11時までお伺いし、謝罪して頂く。
その後、優秀な担当者に代えていただき、売上も上がり、現在も継続中でございます。
担当者次第で売上は、良くなるんですね。

 

 Case 2-コインパーキング会社の賃料値下げ依頼のトラブル

事例

コインパーキング会社より、土地のオーナー様に賃料の値下げ交渉をしてほしいとの依頼。
当社は、土地のオーナー様とコインパーキング会社との関係が良好に行くよう努力す立場にありますので、このような依頼はたまにあります。
ただ、当社は地元の企業であること、そして、土地のオーナー様は素人、コインパーキング会社はプロですので、土地のオーナー様に近い立場で、なおかつ、バランスを損なわないよう注意しております。

土地のオーナー様に連絡を取り、お会いする。
コインパーキング会社の賃料値下げの提示額を、お伝えする。
「約15%ほどの値下げです。」

その後、当該駐車場周辺の地域情報並びに最近の近隣の賃料相場を、30分ほど掛けてご説明する。
この地域は、いくつかの大規模な開発のために、ここ2年ほどで周辺状況が激変してしまったのです。

今回のコインパーキング会社は、非常におっとりとした、ゆとりのある会社です。
コインパーキング会社の中には、がつがつした、いい加減な会社があるので、注意。

私の判断では、15%の値下は致し方ない。
なぜなら、現状では、40%の値下げを言われても、しょうがないと思っていたからです。
それほど、周辺状況が悪くなっていたのです。

しかし、オーナー様は、ご納得いかないご様子。

再度、より細かな周辺状況及びコインパーキング業界の状況をご説明する。
しかし、オーナー様は、納得して頂けない。

そして、私は、しばらく考えたあげく、オーナー様には、本来話すべきではないのですが、業界のあるルールをお話しました。
もし、現在のコインパーキング会社が解約となり、当社で新しい借主を見つけた場合は、新しいコインパーキング会社より1か月分の紹介料をもらえること。

それは、当社にとってメリットのあることです。
でも、オーナー様のことを考えると、15%の値下げで納得していただきたい。
とお話いたしました。
多分、新しいコインパーキング会社は、今以上の数字を出すことは、できないでしょう。

その後、このようなご説明を数度、行いましたが、結局、解約することになってしまいました。

そして、苦労して見つけた新しい会社の借上げ賃料は、前の会社の60%ダウンの金額となりました。
実は、前の会社の賃料の20%ダウンの会社もあったのですが、オーナー様がその時点では、納得されなかったのです。

これは、不動産の売買と同じで、売主は、バブルで不動産が値上がりしているときは、ゆっくり
考えても良いのですが、値下がりしている時は、早く決断しなければいけないのと同じです。

60%ダウンの会社の時にも、同額提示な会社が、別に2社ありました。
1社は、当社が管理運営した時の管理費が高い会社でした。
今回、契約した会社は、当社の管理費が著しく安い会社でした。
当社としては、管理費が高い会社の方が得ですが、お客様の立場からすると大手の会社の方が、安心です。

契約を済ませた時には、ほっとしました。